青山のワタリウム美術館で16日まで開催していたジョン・ルーリー展。
ずっと行きたくてなかなか行けなかったけど、
最終週になってやっと行けた。
しかもあまりに良かったので3回も足を運んだ。
ワタリウム美術館は期間中何度でも入場できるパスポート制なので、
今回はそれがとっても有り難かったのです。
ずいぶん昔に観たジム・ジャームッシュ監督の映画
「ストレンジャー・ザン・パラダイス」はとてもカッコ良くて、
私にとっては忘れられない映画。
それに主演していたジョン・ルーリーは、バンド「ラウンジ・リザーズ」
でもカッショイイ〜〜存在として魅了された。
そしてここにきてアーティストとして現れた彼の絵に
またしてもやられた!
なんということ。
変な絵、それに添えられたおかしな言葉なのに…。
たとえば「私のタンスにいた骸骨は庭に戻っていった」とか、
「魂を持たない鳥もいる、だって邪魔になるからね。」など!
難病を患って、絵を描くことが唯一の表現方法になったらしい。
なにがこんなに良いのか実は今だにわからないけど、
美しさ(時に気持ち悪さ)とセンスの良さがにじみ出て、
何度も観たくなってしまった。
大人になったら絵を自由に描くというのは難しいけれど、
自由に描きたくなる…そんな展覧会でした。
「ジョン・ルーリー展」チケットとカタログ表紙